恩田第2病院 ブログ
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2015年11月 14日
煩悩の原因はテストステロン?
昔々、飛行の術を体得した久米仙人は、
飛行中、川辺で洗濯する若い女性の白い脛(はぎ)に見惚れてしまい、
神通力を失って墜落してしました。これには後日談があり、
久米仙人は再度修行を行い、
都の建設に必要な木材を山から飛ばすことに成功して恩賞を得ることができ、
見惚れた白い脛の女性と楽しく暮らしたということです。友人の池岡清光先生は、
草食系男性はテストステロン値が低いという論文を発表していますが、
逆に、久米仙人は男性ホルモン(テストステロン)の値がとても高く、
修行をしてもテストステロンの力には勝てなかったのではないかと思います。テストステロンには、性欲を高めるだけではなく、
メタボを防ぎ筋肉を増やす作用、
やる気や決断力を高める作用があり、
テストステロンが高い男性は長生きだというデータもあります。久米仙人はテストステロン値が高いため、
煩悩(色欲)には負けても、
やる気や行動力は人一倍高く、
再度修行に励むことができたのではないでしょうか。僕は研究の一環として、
自分自身でテストステロンを注射したり、
テストステロンクリームを塗ったりしていますが、
最近風景画と同じようにしか思えなくなってしまったグラビアアイドルの写真が
テストステロンを補充するととても素敵に見えるようになり、
思わずイイねと押したくなってしまします。John Lennonは、神とは我々の苦悩の度合いを測る観念だと歌いました。
テストステロンは、我々の煩悩の度合いを測る尺度かもしれません。子曰く、「七十にして 心の欲する所に従いて矩を踰えず」。
僕は、テストステロンを高めて、
70になっても煩悩と共に生き、
70にして立ちたいと思います。
矩を喩えずに ……..投稿者 中島こうやクリニック | 記事URL
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2015年5月 18日
歳をとってもかっこよく!男性も、見た目が大事です!
日本Men’s Health 医学会理事長,熊本悦明先生発案による,“男のアンチエイジング-男の内なる健康と見た目の健康を共に考える研究会-”に参加してきました.
熊本先生との出会いは,熊本先生が主催された日本性感染症学会の第1回講演会にさかのぼります.僕は,この学会でC型肝炎が性感染症であることを日本で初めて発表し,論文はAmerican Journal of Epidemiologyに掲載されました.その頃の熊本先生は,畏れ多くてとても近寄ることのできない存在でした.
その後年月が経ち,アンチエイジングの世界に足を踏み入れましたところ,再び熊本先生のご活躍の姿を目にするようになりました.そして,昨年のMen’s Health 医学会の懇親会で,初めてお話しする機会を得ることができ,その時のご縁で今回ご招待して頂きました.
熊本先生は, 85歳になっても見た目の通りお若く,今もエネルギッシュにご活躍されています.エネルギッシュなだけでなく,とてもダンディーです.
今回の内容は,男性ホルモンの重要性,ヒートショックプロテインに関する話に加え,アンチエイジングのためには,老人になっても見た目,すなわち,姿勢,身なり,歩き方,顔の美容が重要だというお話でした.
① テストステロンを高めて積極的に生きよう!
① 男性もおしゃれをしよう!積極的に明るい色の服を着よう!
② あごを胸より前に出さず,胸を張って歩こう!内科医はもっとテストステロンの勉強をするようにといつもハッパをかけられています.熊本先生の教えを守り,福岡で開催される日本抗加齢医学会総会のシンポジウム”知って得するテストステロンアップデート”でテストステロン補充療法による唾液ホルモン検査の有用性”について発表する予定です.
今回の教えにより,スタッフからプレゼントされた還暦祝いの真っ赤なネクタイを着用する勇気がでました.
でも,学会発表でつけるにはテストステロンが足りない (-_-;)....ではなく,
赤いネクタイを着けてテストステロンを高めようという姿勢が大切ですね(*^_^*)懇親会には三浦雄一郎先生も参加され,90歳でのエベレスト挑戦の意欲を披露されました.三浦先生に関するエピソードは、福岡アンチエイジングNAVIのブログ”80代からの挑戦-人生のエベレスト-”でご紹介しています。
投稿者 中島こうやクリニック | 記事URL
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2014年10月 13日
日本性機能学会賞 受賞
テストステロン補充療法に関する論文が日本性機能学会賞を受賞しました。
テストステロン筋肉注射後の男性ホルモンの経過を血液検査と唾液検査とで比較したものです。要約すると次のようになります。
1. 唾液中のテストステロンとDHTは注射翌日に最高値に達した後、ほぼ直線的に低下し、投与11日目以降は投与前値以下に低下する。
2. 血液中の遊離テストステロンおよびDHTも同様の経過をとる。
3. 唾液テストステロンと血液中の遊離テストステロンの間には統計学的に相関関係が認められる。
4. 唾液DHTと血液中のDHTとの間にも統計学的相関関係が認められる。唾液ホルモン検査は、侵襲がなく、検査のために来院する必要がないため、テストステロン注射後の経過観察に有用な検査だということが分かりました。今後、唾液ホルモン検査の重要性が認識されていくと思われます。
本論文は、男性ホルモン注射後の唾液中テストステロン濃度と血中濃度とを比較した国内初の論文ですが、唾液DHTに関する結果は世界的にも貴重なデータだと思われます。DHTとは、テストステロンが組織中で変化したもので、男性型脱毛や前立腺肥大の原因になるホルモンです。男性ホルモン補充療法によりDHTが増え過ぎると副作用として問題になります。
当院での男性ホルモン補充療法に関する研究が医学に貢献することができ、大変うれしく思います。
研究にご協力いただきました被験者の皆様大変ありがとうございました。
現在も引き続きテストステロンクリーム投与後の唾液ホルモンの経過について研究中です。研究にご協力いただける方を募集しています。ご協力いただける方は、期間中のクリーム(約1.5ヶ月分)が無料になります。その後も継続して治療を希望される方は,次の1.5ヶ月分が半額になります.また、無料で唾液検査を受けることができますので、その後の治療に役立てることができます。
投稿者 中島こうやクリニック | 記事URL
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2014年8月 1日
テストステロン補充療法における唾液中男性ホルモンの変動について
男性ホルモン補充療法に関する論文が、日本性機能学会誌に掲載されました。
テストステロン注射後の唾液中男性ホルモンの変化について検討した、国内初の論文です。テストステロン注射後、唾液中テストステロンは、血中テストステロンと同様の経過で上昇し、その後減少していくことが解りました。DHTも同様です。
唾液検査は、採血と違って、痛みもなく、来院する必要がありませんので、注射後の経過観察に有用です。当院では、男性更年期障害、LOH症候群に対して、テストステロンの筋肉注射(保険診療)とテストステロンクリーム(自由診療)による治療を行っていますが、
テストステロンクリームの場合は、テストステロンの唾液中濃度と血中濃度とは相関がありません。テストステロンクリーム塗布後の男性ホルモン値の経過については,別の論文で発表する予定です。
投稿者 中島こうやクリニック | 記事URL
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2013年12月 17日
ふくおか更年期障害NAVI
皆様、こんにちは。中島こうやクリニック院長の中島孝哉です。
このたび、男性更年期障害および女性更年期障害の専門サイト、
「ふくおか更年期障害NAVI」を立ち上げさせていただきました。更年期は、人生折り返しのスタートラインです。
ライフスタイルを見直し、必要なナチュラルホルモンを補充し、
いつまでも若々しく元気な毎日を送りましょう。このサイトが、
更年期障害でお悩みの皆様や、
ナチュラルホルモンに関心をお持ちの皆様の
お役に立てれば幸いです。アンチエイジングに関する専門サイト
福岡アンチエイジングNAVIもあわせてご覧ください。投稿者 中島こうやクリニック | 記事URL